シュリーマド・バーガヴァタム 1.6.11
節
sphītāñ janapadāṁs tatra
pura-grāma-vrajākarān
kheṭa-kharvaṭa-vāṭīś ca
vanāny upavanāni ca
pura-grāma-vrajākarān
kheṭa-kharvaṭa-vāṭīś ca
vanāny upavanāni ca
訳語
sphītān—非常に栄えている; jana-padān—大都市; tatra—そこ; pura—町; grāma—村; vraja—広大な農場; ākarān—鉱物の場所(鉱山); kheṭa—農耕地; kharvaṭa—谷; vāṭīḥ—花畑; ca—そして; vanāni—森; upavanāni—種苗場; ca—そして。
翻訳
旅に出た後、にぎわう大都市、町や村、牧草地帯、鉱山、農場、谷間、花畑、種苗場、原生林などをいくつも巡り歩いた。
解説
人類が農業、鉱業、農場経営、工場、園芸などに携わっている様子は、昔も今も同じです。先代の創造期から今の創造期でも、そして次の創造期にまで同様の営みは続けられるのです。何億何千年後、自然の法則によって次の創造期が始まり、再び同じような宇宙の歴史が繰り返されます。俗な口論しかできない人々は、生活に欠かせない事には見向きもせず、遺跡の発掘調査のためならいくらでも時間を浪費します。シュリー・ナーラダ・ムニは、精神生活を始める決意を固めた後、小さな子どもではありましたが、一瞬たりとも時間を無駄にすることなく、町や村、鉱山や工場を通り過ぎて行きました。崇高な解脱の境地を目指して歩き続けたのです。『シュリーマド・バーガヴァタム』は、数億年前に起こった歴史を物語っています。ここで述べられているように、この真正な書物には最も重要な史実だけが選ばれ、記録されています。