シュリーマド・バーガヴァタム 1.11.10

kathaṁ vayaṁ nātha ciroṣite tvayi
prasanna-dṛṣṭyākhila-tāpa-śoṣaṇam
jīvema te sundara-hāsa-śobhitam
apaśyamānā vadanaṁ manoharam
iti codīritā vācaḥ
prajānāṁ bhakta-vatsalaḥ
śṛṇvāno ’nugrahaṁ dṛṣṭyā
vitanvan prāviśat puram

訳語

翻訳

「主よ。あなたがいつも国の外にいらっしゃるなら、私たちは、あらゆる苦しみを打ち消すその美しいお顔を見ることができません。あなたなしで、どうして生きていけましょう」
臣民や献身者に優しい主は、献身者たちの話を聞いた後でドヴァーラカーの都に入り、超越的なまなざしを注ぎ、彼らの歓迎を受け入れた。

解説

主クリシュナの魅力には強い力があり、ひとたび主に魅了されれば、主との別離に耐えられなくなります。なぜでしょうか。それは、太陽の光と太陽が永遠に不可分の関係にあるように、私たちも主と永遠の絆を持っているからです。太陽光線は、太陽から放射される粒子で構成されています。そのため、太陽光線と太陽は切っても切れない関係にあります。その間に雲が入って視界が閉ざされても、それは一時的で見かけ上の現象にすぎません。雲がなくなれば、光線は太陽から放たれる本来の輝きを取り戻します。同じように、生命体は全体の魂の小さな部分であり、幻想の力、マーヤーによって主から離れた状態にあります。この幻想の力、つまりマーヤーのカーテンを取り除かなくてはなりません。それができれば、主との対面が可能になり、苦しみはすぐに消えてなくなります。誰でも人生の苦しみを取り除きたいと願っていますがその方法を知りません。その答えがこの節にあり、私たちがその方法を理解できるかどうかにかかっています。