シュリーマド・バーガヴァタム 1.9.17

tasmād idaṁ daiva-tantraṁ
vyavasya bharatarṣabha
tasyānuvihito ’nāthā
nātha pāhi prajāḥ prabho

訳語

翻訳

バラタ家の子孫の第一人者[ユディシュティラ]よ。ゆえに私は断言する。全てのことは、どれも主の計画どおりに起こったことなのだ。人智を絶する主の計画を受け入れ、従いなさい。今や、お前は正式に選ばれた行政の長であり、これからは、頼れる者なき臣民を守っていかなくてはならない。

解説

主婦は自分の娘に教えることで義理の娘に教える、とよく言われています。同じように、主は献身者を通して世界の人々に教えます。誠実な献身者はいつも心の中から主に導かれているため、主から新しいことを学ぶ必要はありません。ですから『バガヴァッド・ギーター』がそうだったように、献身者に教えが授けられるのは、実は知性の足りない人に教えを授けるためなのです。ですから献身者は、試練を主からの恩恵として快く受け入れなくてはなりません。パーンダヴァ兄弟は、ためらうことなく国を治める責任を受け入れよ、とビーシュマデーヴァに助言されました。哀れな国民は、クルクシェートラの戦争が勃発したために今は誰にも守られていない状態にあり、マハーラージャ・ユディシュティラが権力を行使することを待ち望んでいます。純粋な献身者は、自分の苦難を主からの恩恵と考えます。主は絶対的なお方であるため、主が授けるものは、苦しみであろうと恩恵であろうと同じことなのです。