シュリーマド・バーガヴァタム 1.8.45

tāṁ bāḍham ity upāmantrya
praviśya gajasāhvayam
striyaś ca sva-puraṁ yāsyan
premṇā rājñā nivāritaḥ

訳語

翻訳

主はシュリーマティー・クンティーデーヴィーの祈りを聞いた後、ハスティナープラの宮殿に入ることで、出立の意志を他の女性たちに告げた。しかし、その場を離れようとした時、愛情を込めて嘆願するユディシュティラ王に引き止められた。

解説

主クリシュナがドヴァーラカーに向かうことを決心した時、ハスティナープラにいるよう思い留まらせることは誰にもできませんでしたが、せめてもう数日だけでも、というユディシュティラ王の短い言葉に、主は心を動かされました。これは、主でさえ断わり切れなかったユディシュティラ王の言葉が愛情に支えられていることを如実に示しています。全能の神は愛情を込めた奉仕によって征服されるのであり、それ以外は、何をもってしても主を征服することはできません。主の行動は完全に独立していますが、それでも純粋な献身者への愛情ゆえ、進んで物事を引き受けてくださいます。