シュリーマド・バーガヴァタム 1.8.24
節
viṣān mahāgneḥ puruṣāda-darśanād
asat-sabhāyā vana-vāsa-kṛcchrataḥ
mṛdhe mṛdhe ’neka-mahārathāstrato
drauṇy-astrataś cāsma hare ’bhirakṣitāḥ
asat-sabhāyā vana-vāsa-kṛcchrataḥ
mṛdhe mṛdhe ’neka-mahārathāstrato
drauṇy-astrataś cāsma hare ’bhirakṣitāḥ
訳語
viṣāt—毒から; mahā-agneḥ—猛火から; puruṣa-ada—人喰族; darśanāt—戦って; asat—邪悪な; sabhāyāḥ—集まり; vana-vāsa—森へ追放された; kṛcchrataḥ—苦しみ; mṛdhe mṛdhe—戦いで何度も; aneka—多くの; mahā-ratha—偉大な将軍たち; astrataḥ—武器; drauṇi—ドローナーチャーリャの息子; astrataḥ—~の武器から; ca—そして; āsma—過去を示す; hare—主よ; abhirakṣitāḥ—完全に守られた。
翻訳
我が主クリシュナよ。あなたは私たちを、毒入りの菓子、猛火、人喰族、邪悪な一味、森への追放生活での苦しみ、大将軍たちが加わった戦争から救ってくださいました。そして今、アシュヴァッターマーの武器から、私たちを救ってくださいました。
解説
クンティー女王たちがどのような危険に遭遇したかがここで述べられています。デーヴァキーは嫉妬深い兄によって苦境に陥れられましたが、それがなければ幸せに暮らしていたはずの女性です。しかしクンティーデーヴィーと彼女の子どもたちは長年にわたって次から次へと苦境に落とされました。クンティーの子どもたちは王国をめぐってドゥルヨーダナとその一族に苦しめられましたが、その度にクリシュナに助けられました。ビーマが菓子の中に毒を盛られ、シェラックでできた家に入れられて放火され、ドラウパディー女王は公衆の面前でクル家の邪悪な心を持つ集団に衣服を脱がされそうになり、侮辱を受けました。主はこのとき、尽きることのない布をドラウパディーに送って救いの手を差し伸べたため、結局ドゥルヨーダナたちは女王の裸を見ることができませんでした。同じように、兄弟たちが森に追放されたとき、ビーマは人喰族のヒディンバ・ラークシャサと戦いを交えましたが、主がビーマを助けました。一難去ってまた一難、このような艱難辛苦の後にはクルクシェートラの戦いが待ち受けており、アルジュナは、ドローナ、ビーシュマ、カルナなど、恐るべき兵士たちと剣を交える定めにありました。そしてついに、全てが終わったと思われたとき、ドローナーチャーリャの息子がウッタラーの胎児を殺すために放ったブラフマーストラが襲いかかりました。そして主は、クル家のただひとりの子孫、マハーラージャ・パリークシットを救ったのでした。