シュリーマド・バーガヴァタム 1.5.2
節
nārada uvāca
pārāśarya mahā-bhāga
bhavataḥ kaccid ātmanā
parituṣyati śārīra
ātmā mānasa eva vā
pārāśarya mahā-bhāga
bhavataḥ kaccid ātmanā
parituṣyati śārīra
ātmā mānasa eva vā
訳語
nāradaḥ—ナーラダ; uvāca—言った; pārāśarya—パラーシャラの息子よ; mahā-bhāga—この上なく幸運な者; bhavataḥ—あなたの; kaccit—もしそうならば; ātmanā—~の自己の悟りによって; parituṣyati—それが満足させるか; śārīraḥ—体を〜と思う; ātmā—自己; mānasaḥ—心を〜と思う; eva—確かに; vā—そして。
翻訳
パラーシャラの息子、ヴィヤーサデーヴァにナーラダが尋ねた。あなたは体や心と自分を同一視し、それを悟りの対象にして満足しているのか。
解説
ナーラダはこう話しかけて、ヴィヤーサデーヴァの失望の原因をほのめかしています。強靱な精神力を持つパラーシャラの子孫であるヴィヤーサデーヴァには、失望感とは無縁の優れた血筋を引くという特権に恵まれていたはずです。偉大な父から生まれた偉大な息子だったのですから、体や心を自分とみなすべきではありませんでした。知識に欠ける凡人なら体や心を自分と思い込むかもしれませんが、ヴィヤーサデーヴァはそのような間違いを犯すべきではありませんでした。物質的な体や心を超越した自己の悟りの境地にいなければ、快活な性格にはなれません。