シュリーマド・バーガヴァタム 1.11.30

athāviśat sva-bhavanaṁ
sarva-kāmam anuttamam
prāsādā yatra patnīnāṁ
sahasrāṇi ca ṣoḍaśa

訳語

翻訳

そのあと主は、非の打ちどころのない数々の宮殿に入った。宮殿一つひとつに妻たちが住んでいたのだが、その数は16,000人以上にのぼった。

解説

主クリシュナには16,108人の妻がおり、その一人ひとりが生活に必要な屋敷や庭園を完全に備えた宮殿に住んでいました。これらの宮殿については、本書の第10編に詳述されています。どの宮殿も最上級の大理石で造られ、宝石の光で輝き、金のレースや刺しゅうで見事に装飾されたベルベットや絹のカーテンやカーペットで飾られていました。人格神は、あらゆる力、あらゆるエネルギー、あらゆる富、あらゆる美しさ、あらゆる知識、あらゆる放棄心を完全に備えた人物です。ですから主の宮殿には、主の望みを全て満たす環境が整えられていました。主は無限なお方ですから主の望みも無限であり、その供給も無限です。全てが無限ですから、この節ではサルヴァ・カーマム、つまり望みどおりの品々が全て備わっている、という簡潔な言葉が使われています。