シュリーマド・バーガヴァタム 2.8.4

śṛṇvataḥ śraddhayā nityaṁ
gṛṇataś ca sva-ceṣṭitam
kālena nātidīrgheṇa
bhagavān viśate hṛdi

訳語

翻訳

いつも『シュリーマド・バーガヴァタム』に耳を傾け、その内容を真剣に会得することを常としている者の心の内には、じきに人格神シュリー・クリシュナが現れてくださるでしょう。

解説

 低級な主の献身者、あるいは物質的な主の献身者は、主を見るための必要な資格を持たずに、主を直接見たいと強く望むものです。そのような第三級の献身者は、物質的な執着がある限り、主を直接見ることなどできないということをよく理解するべきです。バーガヴァタムの朗唱を職業としている人が、第三級で物質的な偽の献身者のために機械的に朗唱するという方法を通じて、主にお会いすることができるようなものではありません。このことに関して、朗唱を職業としている者は役に立ちません。なぜなら彼らは自己を悟ったわけでも、聴衆に解放を与えることに関心を持っているわけでもないからです。彼らはただ家庭への執着という物質的な関係の維持と、職を通してなんらかの物質的な恩恵を得ることにしか関心がありません。マハーラージャ・パリークシットの余命はあと七日しかありませんでしたが、他の人々に対して彼は『シュリーマド・バーガヴァタム』を、常に、二ティヤム、つまり、努力を尽くし強い献身の心で絶えず聞くようにと、自ら勧めています。そうすることで人はすぐさま、心の中に現れる主シュリー・クリシュナを目にすることができるのです。
 しかし、偽の献身者は物質的な恩恵への執着を持たずに『シュリーマド・バーガヴァタム』を常に聴くことに対して真剣な努力を払わず、自分の気まぐれで主を見ることを望みます。しかしそれは、『シュリーマド・バーガヴァタム』を聴き、その傾聴によって恩恵を得たマハーラージャ・パリークシットのような権威者が勧めた方法ではありません。