シュリーマド・バーガヴァタム 2.5.4
節
yad-vijñāno yad-ādhāro
yat-paras tvaṁ yad-ātmakaḥ
ekaḥ sṛjasi bhūtāni
bhūtair evātma-māyayā
yat-paras tvaṁ yad-ātmakaḥ
ekaḥ sṛjasi bhūtāni
bhūtair evātma-māyayā
訳語
yat-vijñānaḥ — 知識の源; yat-ādhāraḥ — その人の保護のもと; yat-paraḥ — その人に従属して; tvam — あなた; yat-ātmakaḥ — 何の力において; ekaḥ — ひとりで; sṛjasi — あなたは創造している; bhūtāni — 生命体; bhūtaiḥ — 物質要素の助けを借りて; eva — 確かに; ātma — 自己; māyayā — 力によって
翻訳
親愛なる父上、あなたの知識の源は何でしょうか。今あなたは、誰の保護のもとに、存在していらっしゃるのでしょうか。そして誰の下で活動しておられるのでしょう。あなたの本当の立場は何でしょうか。あなたはお一人で、ご自身のエネルギーを使って物質要素から全ての生き物をお創りになられるのでしょうか。
解説
シュリー・ナーラダ・ムニは、主ブラフマーがたいへん厳しい苦行をした末に創造エネルギーを得たことを知っていたため、ブラフマーに創造の力を授けた、より高位の誰かが存在するということが理解できました。ですから上述のようにあらゆる質問を投げかけたのです。革新的な科学の偉業が何事にも依存せずに発見されるわけではありません。科学者は、別の誰かが創ったすばらしい知力によってすでに存在している物事に関する知識を獲得しなくてはなりません。そのように授かった頭脳の助けを借りて研究することはできますが、自分自身の、あるいは似たような頭脳を創り出すことはできません。すなわちいかなる創造においても、何にも頼らず創り出すこともできなければ、自然発生的に創造されるということもないのです。