シュリーマド・バーガヴァタム 1.9.45
節
tatra dundubhayo nedur
deva-mānava-vāditāḥ
śaśaṁsuḥ sādhavo rājñāṁ
khāt petuḥ puṣpa-vṛṣṭayaḥ
deva-mānava-vāditāḥ
śaśaṁsuḥ sādhavo rājñāṁ
khāt petuḥ puṣpa-vṛṣṭayaḥ
訳語
tatra—その後; dundubhayaḥ—太鼓; neduḥ—鳴らされた; deva—他の惑星から来た神々たち; mānava—全国から来た人々; vāditāḥ—~で打ち鳴らされて; śaśaṃsuḥ—讃えた; sādhavaḥ—誠実な; rājñām—王族によって; khāt—空から; petuḥ—降らせ始めた; puṣpa-vṛṣṭayaḥ—花の雨。
翻訳
その後、人と神々たちが称賛の意を込めて太鼓を打ちならし、誠実な王族階級は名誉と敬意を表明し始めた。そして空からは花びらが雨のように降り注いだ。
解説
ビーシュマデーヴァは、人類にも神々たちにも尊ばれていました。人類は、ブールとブヴァルの部類に入る、地球や地球に似たような惑星に住んでいますが、神々はスヴァル、すなわち天国の惑星に住み、その住民全てが、ビーシュマデーヴァが名だたる戦士、そして主の献身者であることを知っていました。人間ではありましたが、マハージャナ(権威者)として、ブラフマー、ナーラダ、シヴァの境地にいた人物です。偉大な神々と同じ気質は、精神的な完成を達成した時だけに得ることができます。このように、ビーシュマデーヴァの名は全宇宙に知れ渡っており、また当時、惑星間の移動は不完全な機械の宇宙船ではなく、より発達した手段が使われていました。ビーシュマデーヴァの他界が遠方の惑星に伝えられた時、高位の惑星の住人や地上の住人は、物質界を離れて行った偉大な人物を讃えて雨のように花びらを降らせました。天上から降らされる花びらは、偉大な神々たちによる承認の印であり、死体を飾るだけの花と比較できるものではありません。精神的な完成を達成したビーシュマデーヴァの体からは物質的な影響が全て消え、その体は、鉄が火に熱せられて真っ赤になるのと同じように精神化されました。自己を悟った魂の体は決して物質的ではありません。そのような精神的な体には特別な儀式が執り行われます。そのようなジャヤンティー儀式を俗人にも行うのが流行っていますが、ビーシュマデーヴァへ表された敬意と称賛は、形式的に真似されるべきではありません。権威あるシャーストラによれば、俗人のためのジャヤンティー儀式は、物質的にどれほど高い地位にある人間のためであっても、主への侮辱です。なぜなら、ジャヤンティーは主が地上に降誕した時に執り行われるものだからです。ビーシュマデーヴァの生きざまは比類のないものであり、神の国へ向かって他界したこともたぐいまれな出来事だったのです。