シュリーマド・バーガヴァタム 1.8.5

sādhayitvājāta-śatroḥ
svaṁ rājyaṁ kitavair hṛtam
ghātayitvāsato rājñaḥ
kaca-sparśa-kṣatāyuṣaḥ

訳語

翻訳

悪賢いドゥルヨーダナとその一味は、無敵のユディシュティラ王の国を謀略によって強奪した。やがてその王国も主のはからいで王の手に返され、ドゥルヨーダナに荷担した不徳の王らは主によって殺された。他の者たちも戦死したが、それは、ドラウパディー女王の髪を乱暴に扱ったために寿命が減少したことによるものである。

解説

カリ時代が到来する前、すなわち栄光に輝いた時代、ブラフマー、牛、女性、子ども、老人は正しく守られていました。
1. ブラフマーを保護することで、ヴァルナとアーシュラマ制度という精神生活達成のための最も科学的な文化が維持されます。
2. 牛を守ることで、最も奇跡的な食糧である牛乳が確保されます。牛乳は、人生の高尚な目標を理解するための繊細な脳組織を維持することができます。
3. 女性を守ることで、社会の貞節さが維持されます。その結果、平和で落ち着いた優秀な世代と生活の発展が得られます。
4. 子どもを守ることで、社会は、物質的な束縛からの解放を目指す最大の可能性を得ることができます。子どもの保護は、ガルバーダーナ・サムスカーラという純粋な生命体を得る浄化方法を通して、子どもを授かる時点から始まります。
5. 老人を守ることで、死後に優れた生活を手に入れるために準備をする機会を与えます。
この完璧な見解は、洗練された犬や猫の文化に陥ることのない、優れた人間性へ導く要素に基づいています。前述した無垢な生物を殺すことは、単に彼らを侮辱するだけでも、その人の寿命を短くすることから、固く禁じられています。カリ時代では、この生物たちは正しく守られてはおらず、そのため、現代人の寿命は非常に短命になっています。『バガヴァッド・ギーター』は、女性が正しく守られず、貞節さを失ってしまうと、不必要な子どもたち、ヴァルナ・サンカラが生まれてくる、と説いています。貞節な女性を侮辱する人は、自分の生涯に大災難を招き入れている、ということです。ドゥルヨーダナの弟だったドゥフシャーサナは、理想的な淑女であるドラウパディーを冒涜したため最低の人間になり下がり、若くして命を落としました。これらが前述した主の厳格な法則の一例です。