シュリーマド・バーガヴァタム 1.8.28

manye tvāṁ kālam īśānam
anādi-nidhanaṁ vibhum
samaṁ carantaṁ sarvatra
bhūtānāṁ yan mithaḥ kaliḥ

訳語

翻訳

我が主よ。私はあなたを永遠なる時、至高の支配者、始まりも終わりもない方、遍在する方だと思っています。ご自分の慈悲を分け与えることにおいて、あなたは誰にでも平等です。生命体の間での意見の相違は、個人間の交流ゆえに起こることです。

解説

クンティーデーヴィーは、クリシュナが自分の甥でもなく、また両親の家系に属するありきたりの親族でもないことを知っていました。そしてクリシュナがパラマートマー、超霊魂として全ての生物の心の内にいる、根源の主であることも熟知していました。主のパラマートマーの姿の別名をカーラ、すなわち永遠なる時と言います。永遠の時は私たちの善悪どちらの行為も把握しており、その結果としての反動も主によって決定されます。なぜ、何のために自分は苦しんでいるのか分からない、と言っても無駄なことです。私たちは今苦しんでいる原因である過去の悪業を忘れているかもしれませんが、パラマートマーはいつも私たちと一緒にいるため、過去、現在、未来の全てを知っているという事実をよく心得ておくべきです。主クリシュナのパラマートマーの姿が、全ての活動と反動を決定づけるお方であるため、主こそが至上の支配者です。主の許しがなければ、たった一枚の葉さえ動くことはできません。生命体は、自分が授かるに値する自由を得ていますが、その自由を間違って使うことが苦しみの原因となっています。主の献身者は自由を間違って使うことはないため、主の優秀な息子たちなのです。それ以外の人たちは、永遠のカーラが決める苦しみに縛られ続けます。カーラは、束縛された魂に幸福も苦しみも与えます。全ては永遠なる時によって運命づけられています。求めてもいない苦しみが待ち受けているように、望んだわけでもない幸福にも出会います。全てカーラが決定しているからです。ですから、主にとっては誰も敵でも友人でもありません。誰もが、自分の運命通りに苦しみ、そして楽しんでいます。この運命は、世間との関わりの中で生命体が自分で作り出していきます。誰もが物質自然を操りたいと考えているため、至高主に見守られながら、自分の運命を創造しています。主はどこにでもいますから、誰が何をしようと全て見ることができます。そして、主は始まりも終わりもないお方であるため、永遠なる時、すなわちカーラとしても知られています。