シュリーマド・バーガヴァタム 1.5.23

ahaṁ purātīta-bhave ’bhavaṁ mune
dāsyās tu kasyāścana veda-vādinām
nirūpito bālaka eva yogināṁ
śuśrūṣaṇe prāvṛṣi nirvivikṣatām

訳語

翻訳

ムニよ、前の千年紀において、私は、ヴェーダーンタの原則に従うブラーフマナたちに仕える下女の息子だった。ブラーフマナたちが4ヶ月の雨季の間、共に住んでいた時、私は彼らに個人的に仕えた。

解説

主に捧げる愛情奉仕があふれ出る環境の驚異的な力が、ここでシュリー・ナーラダ・ムニによって概説されています。彼は最下層の家庭に生まれた息子で、まともな教育も受けていませんでした。それでも、全身全霊で主に仕えたために、不死身の聖者となったのです。それが献身奉仕の力です。生命体は主の境界エネルギーですから、主への超越的な愛情奉仕を適切に実行する使命があります。それが適切になされていない状態をマーヤーといいます。ですから、マーヤーが持つ幻想の力は、持てる力を全て感覚の楽しみではなく主への奉仕に向けるときに消えていきます。シュリー・ナーラダ・ムニの前世における彼自身の例によれば、主への奉仕が主の真の召使いに仕えることから始まるのは明らかです。主の召使いに仕えることは、主に直接仕えることよりも優れている、と主もおっしゃっています。献身者への奉仕は主への奉仕よりも価値があります。ですからいつも主に仕えている誠実な献身者を精神指導者として選び、その師に誠意を込めて仕えなくてはなりません。そのような精神指導者は、物質的な感覚では理解できない主の姿を見せてくれる透明な媒体者です。誠実な精神指導者に仕えることで、主は、捧げられる奉仕の質に応じて自分自身を私たちに示してくださいます。主への奉仕に全力を注ぐことで、解脱の道を確実に進むことができます。正しい精神指導者に導かれて主とつながりのある奉仕をすれば、全創造宇宙界が主の創造物であり、主ご自身と宇宙創造は同じであることに気づくようになります。熟達した精神指導者は全てを利用して主を称賛する方法を知っているので、人々がそのような人物に導かれれば、その神聖な恩恵によって世界は精神的住居に変わるのです。