シュリーマド・バーガヴァタム 1.2.30
節
sa evedaṁ sasarjāgre
bhagavān ātma-māyayā
sad-asad-rūpayā cāsau
guṇamayāguṇo vibhuḥ
bhagavān ātma-māyayā
sad-asad-rūpayā cāsau
guṇamayāguṇo vibhuḥ
訳語
saḥ—それ; eva—確かに; idam—これ; sasarja—創造した; agre—以前; bhagavān—人格神; ātma-māyayā—自分個人の勢力によって; sat—原因; asat—結果; rūpayā—姿によって; ca—そして; asau—同じ主; guṇa-maya—物質自然の性質において; aguṇaḥ—超越的な; vibhuḥ—絶対者。
翻訳
物質界創造の始めに、絶対人格神[ヴァースデーヴァ]は、自らの崇高な境地において、自身の内的エネルギーを使って原因と結果のエネルギーを創造した。
解説
主の立場は常に超越的です。なぜなら物質界の創造に必要な原因と結果のエネルギーも主によって作られているからです。主は物質界の質に影響されることはありません。主の存在、姿、活動、主にまつわる品々全ては物質界が創造される前から存在していました※。主は完全に精神的であり、主の崇高な特質とは異なる物質界の特質とは全く関わりがありません。
(※脚注)マーヤーヴァーダ流派の筆頭者であるシュリーパーダ・シャンカラーチャーリャは、自らの『バガヴァッド・ギーター』の注釈書で主クリシュナのこの超越的な立場を認めています。
(※脚注)マーヤーヴァーダ流派の筆頭者であるシュリーパーダ・シャンカラーチャーリャは、自らの『バガヴァッド・ギーター』の注釈書で主クリシュナのこの超越的な立場を認めています。