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第41章
神への友愛
献身者が永続的に献身奉仕に従事し、異なる種類の恍惚の兆候によって人格神との友人としての味わいが発展し、成熟したとき、その感情を神への友愛と呼びます。
このような神への友愛へと駆り立てる誘因は、神自身にあります。人が解放を得て、至高主との永遠の関係を発見するとき、主御自身が友愛を増していく誘因となります。ヴリンダーヴァナの主の永遠の交際者は、このことを以下のように説明しています。
「インドラニーラの宝石のような色をしたお方、主ハリよ、その微笑みはクンダの花のように美しく、身にまとった衣は秋の紅葉のように黄金色に輝き、胸は花飾りで飾られ、いつも横笛を吹いています―悪魔アガの敵であるこのお方はヴリンダーヴァナをさすらい歩いて、いつも私たちの心を魅了しています」
「インドラニーラの宝石のような色をしたお方、主ハリよ、その微笑みはクンダの花のように美しく、身にまとった衣は秋の紅葉のように黄金色に輝き、胸は花飾りで飾られ、いつも横笛を吹いています―悪魔アガの敵であるこのお方はヴリンダーヴァナをさすらい歩いて、いつも私たちの心を魅了しています」
ヴリンダーヴァナの外においても同じような友愛が表された例があります。マハーラージャ・ユディシュティラを筆頭とするパーンドゥの息子らが、クルクシェートラの戦場で四本腕のクリシュナを見たとき、手に法螺貝、法輪、棍棒、蓮華の花を持つ主を前に、完全に我を忘れ、喜びの甘露の海に溶け込みました。このことは、パーンドゥの息子たちであるユディシュティラ王、ビーマ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァがいかにクリシュナへの友愛に没頭していたかということを示しています。
時に、さまざまな名前、姿、装飾品や超越的な性質が友愛を刺激します。例えば、クリシュナの見事な衣装や、強靭な体、体に現れる全ての吉兆な兆候、さまざまな言語の知識、『バガヴァッド・ギーター』での博学な教え、あらゆる分野における非凡な才能、専門知識の表わし方、慈悲、勇敢さ、恋愛におけるふるまい、知性、寛大さ、全ての人を魅了する力、富、そして幸福―これら全てが友愛を刺激します。
ヴリンダーヴァナに住むクリシュナの交際者の体の特徴、性質、衣装などはクリシュナのものと同じであるため、彼らを見ることによっても自然と友愛が刺激されます。この交際者たちはクリシュナに仕えることでいつも幸せを感じており、一般的にヴァヤスャ、つまり同年代の友人として知られています。ヴァヤスャたちはいつもクリシュナに保護されていることを信じて疑いません。献身者は時にこう祈ります。
「クリシュナの友情と加護にゆるぎない信念を持ち、永遠に変わらぬクリシュナへの奉仕に従事しているヴァヤスャに尊敬の礼を捧げます。彼らには恐れがなく、クリシュナと対等な関係で超越的な愛情奉仕に従事しています」
このような永遠なるヴァヤスャたちは、ヴリンダーヴァナのみならず、ドヴァーラカーやハスティナープラといった場所でも見られます。ヴリンダーヴァナ以外でクリシュナが遊戯を楽しむ場所は全て、プラ(街)と呼ばれます。クル家の主要都市のマトゥラーとハスティナープラはどちらもプラです。プラにおいてクリシュナと友愛の関係にあるのが、アルジュナ、ビーマ、ドラウパディーとシュリーダーマー・ブラーフマナです。
「クリシュナの友情と加護にゆるぎない信念を持ち、永遠に変わらぬクリシュナへの奉仕に従事しているヴァヤスャに尊敬の礼を捧げます。彼らには恐れがなく、クリシュナと対等な関係で超越的な愛情奉仕に従事しています」
このような永遠なるヴァヤスャたちは、ヴリンダーヴァナのみならず、ドヴァーラカーやハスティナープラといった場所でも見られます。ヴリンダーヴァナ以外でクリシュナが遊戯を楽しむ場所は全て、プラ(街)と呼ばれます。クル家の主要都市のマトゥラーとハスティナープラはどちらもプラです。プラにおいてクリシュナと友愛の関係にあるのが、アルジュナ、ビーマ、ドラウパディーとシュリーダーマー・ブラーフマナです。
パーンドゥの息子(パーンダヴァ)たちがどのようにクリシュナと交際を楽しんだかということが、以下のように記されています。
「クリシュナがクル家の主都インドラプラスタに到着したとき、マハーラージャ・ユディシュティラはすぐさまクリシュナの頭の香りを嗅ぐためにやって来ました」
ヴェーダの習慣によると、目下の者が、目上の者の足に触れて敬意を示すとき、目上の者はその人の頭の香りを嗅ぎます。同様に、アルジュナとビーマが歓喜に満ちてクリシュナを抱きしめ、ナクラとサハデーヴァというふたりの弟は涙ながらにクリシュナの蓮華の御足に触れ、尊敬の礼を捧げました。こうして5人のパーンダヴァ兄弟はクリシュナと超越的な甘さの中で友愛を味わいました。5人のパーンダヴァの中では、アルジュナが最もクリシュナとつながりが深い存在でした。彼はガーンディーヴァと呼ばれる先鋭な弓を携えていました。彼の太腿は象の鼻に匹敵すると言われ、目はいつも赤みがかっていました。クリシュナとアルジュナが共に戦車に同乗する姿は天界の美を想わせ、人々を魅了しました。アルジュナはベッドの上で、クリシュナの膝に頭をもたせ掛けて横になり、言葉を交わし、冗談を言い合ってくつろぎ、笑顔と大いなる満足でクリシュナとの付き合いを楽しんだとされています。
「クリシュナがクル家の主都インドラプラスタに到着したとき、マハーラージャ・ユディシュティラはすぐさまクリシュナの頭の香りを嗅ぐためにやって来ました」
ヴェーダの習慣によると、目下の者が、目上の者の足に触れて敬意を示すとき、目上の者はその人の頭の香りを嗅ぎます。同様に、アルジュナとビーマが歓喜に満ちてクリシュナを抱きしめ、ナクラとサハデーヴァというふたりの弟は涙ながらにクリシュナの蓮華の御足に触れ、尊敬の礼を捧げました。こうして5人のパーンダヴァ兄弟はクリシュナと超越的な甘さの中で友愛を味わいました。5人のパーンダヴァの中では、アルジュナが最もクリシュナとつながりが深い存在でした。彼はガーンディーヴァと呼ばれる先鋭な弓を携えていました。彼の太腿は象の鼻に匹敵すると言われ、目はいつも赤みがかっていました。クリシュナとアルジュナが共に戦車に同乗する姿は天界の美を想わせ、人々を魅了しました。アルジュナはベッドの上で、クリシュナの膝に頭をもたせ掛けて横になり、言葉を交わし、冗談を言い合ってくつろぎ、笑顔と大いなる満足でクリシュナとの付き合いを楽しんだとされています。
ヴリンダーヴァナにおけるヴァヤスャたち(友人)は、一瞬でもクリシュナと会えないと、大変な苦しみを感じます。
ヴリンダーヴァナにおけるクリシュナのヴァヤスャたちに対し、献身者が以下のように祈っています。
「クリシュナのヴァヤスャたちに栄光あれ。ヴァヤスャたちは、その年齢、性質、遊戯、衣装、そして美しさにおいて、まるでクリシュナそのもののようです。ヤシの葉でつくった笛でよく遊び、彼らは皆、クリシュナと同じようにインドラニーラなどの宝石、金や珊瑚で飾られた水牛の角のラッパを持っています。彼らはいつもクリシュナのように喜びに溢れています。クリシュナの栄光ある仲間たちが私たちをいつも守ってくださいますように!」
「クリシュナのヴァヤスャたちに栄光あれ。ヴァヤスャたちは、その年齢、性質、遊戯、衣装、そして美しさにおいて、まるでクリシュナそのもののようです。ヤシの葉でつくった笛でよく遊び、彼らは皆、クリシュナと同じようにインドラニーラなどの宝石、金や珊瑚で飾られた水牛の角のラッパを持っています。彼らはいつもクリシュナのように喜びに溢れています。クリシュナの栄光ある仲間たちが私たちをいつも守ってくださいますように!」
ヴリンダーヴァナのヴァヤスャたちはクリシュナとあまりに親密な友情があるため、時に自分自身がクリシュナと同様に優れていると考えることがあります。このような友情の感情を示した例があります。クリシュナが左手でゴーヴァルダナの丘を持ち上げたとき、ヴァヤスャたちは言いました。
「親愛なる友よ、君はこの7日間夜通し休まずに立ち続けている。君がこんな大変な仕事をやっているなんて私たちは耐えられない。君は丘を持ち続けなくてもいい。スダーマーの手に渡せばいいんだ。君のこうした姿を見るのはとてもつらい。もしスダーマーがゴーヴァルダナの丘を支えることができないと思うなら、せめてその手を持ち替えられるだろう。どうか持ち手を左手から右手に替えてほしい。そうすれば私たちが君の左手をマッサージすることができるから」
これが、ヴァヤスャたちが自分自身をクリシュナと対等な存在だと考えていることを示す例です。
「親愛なる友よ、君はこの7日間夜通し休まずに立ち続けている。君がこんな大変な仕事をやっているなんて私たちは耐えられない。君は丘を持ち続けなくてもいい。スダーマーの手に渡せばいいんだ。君のこうした姿を見るのはとてもつらい。もしスダーマーがゴーヴァルダナの丘を支えることができないと思うなら、せめてその手を持ち替えられるだろう。どうか持ち手を左手から右手に替えてほしい。そうすれば私たちが君の左手をマッサージすることができるから」
これが、ヴァヤスャたちが自分自身をクリシュナと対等な存在だと考えていることを示す例です。
『シュリーマド・バーガヴァタム』(第10編12章11節)で、シュカデーヴァ・ゴースヴァーミーはパリークシット王に教えています。
「親愛なる王よ、クリシュナは博学な超越主義者にとっては至高人格神であり、非人格主義者にとっては至上の幸福となります。献身者にとっては最上の崇拝ができる神ですが、マーヤーの影響下にある者にとっては、まるで普通の少年と変わりありません。そして、考えてもみてください。牛飼いの少年たちが至高主とまるで対等な関係であるかのように一緒に遊んでいるのです!これを考えれば、牛飼いの少年たちが徳を積んだ結果、このように親密な友情関係という形で至高人格神との交際ができるようになったに違いないということが、誰しも理解できます」
「親愛なる王よ、クリシュナは博学な超越主義者にとっては至高人格神であり、非人格主義者にとっては至上の幸福となります。献身者にとっては最上の崇拝ができる神ですが、マーヤーの影響下にある者にとっては、まるで普通の少年と変わりありません。そして、考えてもみてください。牛飼いの少年たちが至高主とまるで対等な関係であるかのように一緒に遊んでいるのです!これを考えれば、牛飼いの少年たちが徳を積んだ結果、このように親密な友情関係という形で至高人格神との交際ができるようになったに違いないということが、誰しも理解できます」
ヴリンダーヴァナの主のヴァヤスャたちに対する、クリシュナの感情のこもった記述があります。主はかつて、バララーマに言いました。
「親愛なる兄よ、私の仲間がアガースラによって飲み込まれたとき、私の目から熱い涙が流れ出ました。そして涙が頬を洗うがごとく流れ落ちると、親愛なる兄よ、少なくとも一瞬の間、私は完全に我を忘れてしまいました」
「親愛なる兄よ、私の仲間がアガースラによって飲み込まれたとき、私の目から熱い涙が流れ出ました。そして涙が頬を洗うがごとく流れ落ちると、親愛なる兄よ、少なくとも一瞬の間、私は完全に我を忘れてしまいました」
ゴークラでは、クリシュナのヴァヤスャたちは、だいたい4つのグループに分けられます。(1)支持者、(2)友人、(3)信頼できる友人、そして(4)親密な友人です。クリシュナの支持者たちはクリシュナより少し年上です。そして、クリシュナに対しては、親のような愛情を持っています。彼らはクリシュナより年上であるため、どんな危害からでも常にクリシュナを守ろうとします。それゆえ、クリシュナに危害を与えようとするどんな悪者も懲らしめることができるよう、武器を携えていることもあります。スバドラ※、マンダリーバドラ、バドラヴァルダナ、ゴーバタ、ヤクシャ、インドラバタ、バドラーンガ、ヴィーラバドラ、マハーグナ、ヴィジャヤ、そしてバラバドラなどが支持者に含まれます。彼らはクリシュナより年上で、常に主の幸せを思っています。
* クリシュナの妹スバドラとは別人物である。
年長の友人のひとりが言いました。
「親愛なるマンダリーバドラ、アリシュタースラに駆け寄って殺そうとするかのごとく、輝く剣を振りかざしているのはなぜですか?親愛なるバラデーヴァ、必要以上にその重い鋤を抱えているのはなぜですか?親愛なるヴィジャヤ、いたずらに動揺しないでください。親愛なるバドラヴァルダナ、脅かすような身振りは必要ありません。皆さん、よく見ていただければ、ゴーヴァルダナの丘の上にあるのは雷雲だけであることがわかるでしょう。あなた方が想像するような、雄牛の形をしたアリシュタースラではありません」
これら年上のクリシュナの支持者たちは、大きな雲を、巨大な雄牛の姿をして現れるアリシュタースラと勘違いしたのです。彼らが興奮している最中、そのうちのひとりが、それが実はゴーヴァルダナの丘の上の雲にすぎないということを確かめました。したがって彼は、アリシュタースラによる危険がせまっているわけではないので、クリシュナについて心配する必要はないことをほかの者に知らせました。
「親愛なるマンダリーバドラ、アリシュタースラに駆け寄って殺そうとするかのごとく、輝く剣を振りかざしているのはなぜですか?親愛なるバラデーヴァ、必要以上にその重い鋤を抱えているのはなぜですか?親愛なるヴィジャヤ、いたずらに動揺しないでください。親愛なるバドラヴァルダナ、脅かすような身振りは必要ありません。皆さん、よく見ていただければ、ゴーヴァルダナの丘の上にあるのは雷雲だけであることがわかるでしょう。あなた方が想像するような、雄牛の形をしたアリシュタースラではありません」
これら年上のクリシュナの支持者たちは、大きな雲を、巨大な雄牛の姿をして現れるアリシュタースラと勘違いしたのです。彼らが興奮している最中、そのうちのひとりが、それが実はゴーヴァルダナの丘の上の雲にすぎないということを確かめました。したがって彼は、アリシュタースラによる危険がせまっているわけではないので、クリシュナについて心配する必要はないことをほかの者に知らせました。
クリシュナの支持者たちの中では、マンダリーバドラとバラバドラがそのリーダーです。マンダリーバドラについては、以下のように記述されています。彼の肌の色は黄色みがかり、その服装は、非常に魅力的です。彼は、いつもいろいろな色の棒を携えています。孔雀の羽を頭につけ、いつ見てもその姿はとても美しいものでした。以下の発言から、マンダリーバドラの態度がどのようなものか、うかがえます。
「親愛なる友よ、私たちの最愛のクリシュナは今、放牧地で牛と共に働き、森中を歩き回って、とても疲れています。私には、主が疲れ切っているのが見て取れます。主が家で休まれる間、私は静かに主の頭をマッサージさせていただきましょう。そしてスバラ。あなたは主の大腿をマッサージしてください」
「親愛なる友よ、私たちの最愛のクリシュナは今、放牧地で牛と共に働き、森中を歩き回って、とても疲れています。私には、主が疲れ切っているのが見て取れます。主が家で休まれる間、私は静かに主の頭をマッサージさせていただきましょう。そしてスバラ。あなたは主の大腿をマッサージしてください」
ある献身者は、バラデーヴァの美しさを次のように表現しました。
「どうか私に、バララーマの蓮華の御足に対する加護を求めさせてください。バララーマ※の美しさは、その頬に触れるイヤリングによって、より引き立ちます。主の顔は、カストゥーリー(ジャコウ)から作られるティラカで飾られ、そして主の幅広い胸は、グンジャー(小さな法螺貝)の花輪で飾られています。主の顔色は、秋の雲と同じくらい白く、青い色の衣を身につけ、声は、非常に威厳があります。主の腕はとても長く、大腿に触れるくらいで、悪魔プラランバを殺すことによって、その偉大さを示されました。どうか私に、この勇敢なバララーマの加護を与えてください」
「どうか私に、バララーマの蓮華の御足に対する加護を求めさせてください。バララーマ※の美しさは、その頬に触れるイヤリングによって、より引き立ちます。主の顔は、カストゥーリー(ジャコウ)から作られるティラカで飾られ、そして主の幅広い胸は、グンジャー(小さな法螺貝)の花輪で飾られています。主の顔色は、秋の雲と同じくらい白く、青い色の衣を身につけ、声は、非常に威厳があります。主の腕はとても長く、大腿に触れるくらいで、悪魔プラランバを殺すことによって、その偉大さを示されました。どうか私に、この勇敢なバララーマの加護を与えてください」
*バララーマとバラデーヴァは、クリシュナの同一の拡張体を指す異なる名称であり、クリシュナの兄である。
クリシュナに対するバラデーヴァの愛情は、スバラへのこの言葉の中に示されています。
「親愛なる友よ、クリシュナにカーリヤの湖へ行かないよう伝えてください。今日はクリシュナの誕生日です。そして、私はクリシュナを沐浴させるために母ヤショーダーの手伝いをしたいのです。今日は家を出てはならないとクリシュナに伝えてください」
これは、クリシュナの兄バララーマが兄弟愛の範囲内で、親のような愛をもってクリシュナを大切に世話していたことを示しています。
「親愛なる友よ、クリシュナにカーリヤの湖へ行かないよう伝えてください。今日はクリシュナの誕生日です。そして、私はクリシュナを沐浴させるために母ヤショーダーの手伝いをしたいのです。今日は家を出てはならないとクリシュナに伝えてください」
これは、クリシュナの兄バララーマが兄弟愛の範囲内で、親のような愛をもってクリシュナを大切に世話していたことを示しています。
クリシュナより年下で、常に主に愛着し、ありとあらゆる奉仕をする友人たちを普通の友人、または単に友人といいます。このような普通の友人をサカーと呼び、ヴィシャーラ、ヴリシャバ、オージャスヴィー、デーヴァプラスタ、ヴァルータパ、マランダ、クスマーピーダ、マニバンダ、そしてカランダマなどがその例として挙げられます。これらのサカーはクリシュナに奉仕を捧げることだけを求めます。中には早朝に起床し、直ちにクリシュナの家へ行き、ドアの前で待ち、放牧地に行くクリシュナに付き添う者もいます。その間に母ヤショーダーはクリシュナに服を着せて身なりを整えます。母ヤショーダーはドアに立っている少年を見つけると、このように声を掛けます。
「ヴィシャーラ、どうしてそこに立っているの?こっちに来なさい!」
そうやって母ヤショーダーの許可を得て、少年は直ちに家の中へ入っていきます。そして母ヤショーダーがクリシュナの身なりを飾り、整えている間、彼はクリシュナに足首の鐘飾りを付けようと手伝います。そんな友人をクリシュナはふざけて笛で打つのです。それを見た母ヤショーダーはこのように言います。
「クリシュナ、何をしているの?どうして友達をいじめるの?」
クリシュナは笑い、友人も一緒に笑い出します。これらはクリシュナのサカーによくみられる行動のひとつです。時にサカーたちはあちらこちらへ行く牛の世話をすることもあります。彼らはクリシュナに「君の牛はみんなあちこちに行ってしまっているよ」と告げ、そんな友人にクリシュナは感謝を告げるのです。
「ヴィシャーラ、どうしてそこに立っているの?こっちに来なさい!」
そうやって母ヤショーダーの許可を得て、少年は直ちに家の中へ入っていきます。そして母ヤショーダーがクリシュナの身なりを飾り、整えている間、彼はクリシュナに足首の鐘飾りを付けようと手伝います。そんな友人をクリシュナはふざけて笛で打つのです。それを見た母ヤショーダーはこのように言います。
「クリシュナ、何をしているの?どうして友達をいじめるの?」
クリシュナは笑い、友人も一緒に笑い出します。これらはクリシュナのサカーによくみられる行動のひとつです。時にサカーたちはあちらこちらへ行く牛の世話をすることもあります。彼らはクリシュナに「君の牛はみんなあちこちに行ってしまっているよ」と告げ、そんな友人にクリシュナは感謝を告げるのです。
クリシュナとサカーたちが牧草地に行く時、クリシュナを殺そうと、カンサが悪魔を送ってくることがあります。そのため、ほぼ毎日さまざまな悪魔との戦いが繰り広げられます。悪魔と戦った後は、クリシュナは疲れ切って、髪の毛もぐちゃぐちゃになります。そうするとサカーたちは一斉にクリシュナのそばに寄ってきて、さまざまな方法でクリシュナの疲れを取り除こうとします。ある友人はこのように声を掛けます。
「親愛なるヴィシャーラよ、どうかこの蓮華の葉でできた団扇でクリシュナが少しでも快適に感じられるよう扇いでください。ヴァルータパ、乱れて顔にかかっているクリシュナの髪の毛を梳かしてください。ヴリシャバ、無駄話は止めなさい!すぐにクリシュナの体をマッサージしてください。悪魔と闘って彼の腕は疲れ果てています。ほら、私たちの友達クリシュナがどれほど疲れているか、ご覧なさい!」
これらはサカーたちのクリシュナへの対応の一例です。
「親愛なるヴィシャーラよ、どうかこの蓮華の葉でできた団扇でクリシュナが少しでも快適に感じられるよう扇いでください。ヴァルータパ、乱れて顔にかかっているクリシュナの髪の毛を梳かしてください。ヴリシャバ、無駄話は止めなさい!すぐにクリシュナの体をマッサージしてください。悪魔と闘って彼の腕は疲れ果てています。ほら、私たちの友達クリシュナがどれほど疲れているか、ご覧なさい!」
これらはサカーたちのクリシュナへの対応の一例です。
サカーたちのひとり、デーヴァプラスタは次のように描かれています。彼は非常に強く、優秀な学者で、ボール遊びの名手です。彼は白色の服を身に纏い、髪の毛を1本のロープでまとめて縛ります。クリシュナと悪魔の間で闘いが起こると一番にクリシュナを助けに行き、象のように闘うのです。
ゴーピーのひとりが、かつて友人に次のように言ったことがあります。
「親愛なる美しい友よ、マハーラージャ・ナンダの息子であるクリシュナが山の洞窟で休んでいるとき、彼は頭をシュリーダーマーの腕に、左手をダーマーの胸の上に乗せていました。この機会を逃すまいとデーヴァプラスタは強い愛情のあまり、直ちにクリシュナの足をマッサージし始めました」
クリシュナの友人たちによるこのような行動が牧草地で繰り広げられるのです。
「親愛なる美しい友よ、マハーラージャ・ナンダの息子であるクリシュナが山の洞窟で休んでいるとき、彼は頭をシュリーダーマーの腕に、左手をダーマーの胸の上に乗せていました。この機会を逃すまいとデーヴァプラスタは強い愛情のあまり、直ちにクリシュナの足をマッサージし始めました」
クリシュナの友人たちによるこのような行動が牧草地で繰り広げられるのです。
特にクリシュナと信頼関係を持つ友人をプリヤ・サカーと呼び、そのほとんどがクリシュナと同じ年頃です。とても信頼できる友人関係ゆえに、彼らの振る舞いは純粋な友情だけが根拠となっています。ほかの友人の振る舞いは父性愛や主従関係に基づいています。しかし信頼できる友人たちの振る舞いは、ただ同等の友情だけが基本となっているのです。クリシュナの親友にはシュリーダーマー、スダーマー、ダーマー、ヴァスダーマー、キンキニ、ストーカ・クリシュナ、アンシュ、バドラセーナ、ヴィラーシー、プンダリーカ、ヴィタンカとカラヴィンカなどがいます。彼らはさまざまな遊戯を通してクリシュナに超越的な喜びを与えました。
信頼できる友人たちの振る舞いを、ラーダーラーニーの友人はラーダーラーニーに次のように説明します。
「親愛なる優雅なラーダーラーニーよ、あなたの親愛なる友人であるクリシュナは彼の親友である男友達からも尽くされています。中には穏やかな声で冗談を言い合って彼をとても喜ばせる者もいます」
例えば、クリシュナにはマドゥマンガラという名のブラーフマナの友達がいます。この少年は欲張りのブラーフマナという役を冗談で繰り広げます。友達のみんなが何か食べるとき、彼はいつもほかの人より多く食べたものでした。特にラッドゥが好物です。他の誰よりもたくさんラッドゥを食べた後、マドゥマンガラはそれでも満足せず、次のようにクリシュナに言います。
「もうひとつだけラッドゥをくれたら、君の友達であるラーダーラーニーが君にとても満足して喜んでくれるよう、祝福を与えてあげるよ」
ブラーフマナはヴァイシャ(農業や商人族)に祝福を与えるのが務めです。クリシュナはヴァイシャのマハーラージャ・ナンダの息子として現れたので、ブラーフマナの息子であるマドゥマンガラがクリシュナに祝福を与えるのは正しいのです。したがって、クリシュナは友達から祝福を与えられたことをとても喜び、ラッドゥを次から次へと与えました。
「親愛なる優雅なラーダーラーニーよ、あなたの親愛なる友人であるクリシュナは彼の親友である男友達からも尽くされています。中には穏やかな声で冗談を言い合って彼をとても喜ばせる者もいます」
例えば、クリシュナにはマドゥマンガラという名のブラーフマナの友達がいます。この少年は欲張りのブラーフマナという役を冗談で繰り広げます。友達のみんなが何か食べるとき、彼はいつもほかの人より多く食べたものでした。特にラッドゥが好物です。他の誰よりもたくさんラッドゥを食べた後、マドゥマンガラはそれでも満足せず、次のようにクリシュナに言います。
「もうひとつだけラッドゥをくれたら、君の友達であるラーダーラーニーが君にとても満足して喜んでくれるよう、祝福を与えてあげるよ」
ブラーフマナはヴァイシャ(農業や商人族)に祝福を与えるのが務めです。クリシュナはヴァイシャのマハーラージャ・ナンダの息子として現れたので、ブラーフマナの息子であるマドゥマンガラがクリシュナに祝福を与えるのは正しいのです。したがって、クリシュナは友達から祝福を与えられたことをとても喜び、ラッドゥを次から次へと与えました。
信頼できる友人は時々、クリシュナの前に来て大きな好意と愛情で彼を抱きしめることがあります。そしてまた別の友人がクリシュナの後ろから現れて、クリシュナの目を彼の手で覆うのでした。クリシュナはこのような信頼できる友人たちとの関係をいつもとても幸せに感じるのでした。
これら全ての信頼できる友人の中で、シュリーダーマーが主な友人とみなされます。シュリーダーマーは黄色の服を身に着けていました。彼は水牛の角を持ち、彼のターバンは赤みを帯びた銅色をしていました。彼は黒っぽい肌色をし、彼の首の回りには素敵な花輪がかけられていました。彼はいつも冗談で、クリシュナに挑戦をしかけていたのでした。シュリーダーマーの慈悲が私たちに授けられるよう、シュリーダーマーに祈りを捧げましょう!
「ヤムナー川のほとりに私たちだけを残して行ってしまうなんてあなたはひどい人です。あなたの姿がそこに見えないので、私たちは皆気が狂ってしまいました。もしも私たちをなだめたいなら、あなたの腕で私たち一人ひとりを抱きしめなければなりません。しかし親愛なる友人よ、私を信じてください。あなたが一瞬いないだけで、私たちのみならず、牛たちも大混乱になったのです。全てが混乱し、私たちはあなたを求めて気が狂わんばかりだったのです」
ほかにもさらに親密な友人がいます。彼らはプリヤ・ナルマー、つまり親密な友人と呼ばれます。プリヤ・ナルマーの中にはスバラ、アルジュナ、ガンダルヴァ、ヴァサンタそしてウッジヴァラが含まれます。これらの最も親密な友人たちについて、ラーダーラーニーの友人のゴーピーたちの間で、このような会話が交わされました。ゴーピーのひとりがラーダーラーニーにこのような言葉をかけました。
「親愛なるクリシャーンギー(繊細な人)、スバラがあなたのことづけをクリシュナにささやいている様子を見てください。彼がシャーマー・ダーシーの秘密の手紙を静かにクリシュナの手に渡している様子を見てください。彼がパーリカーが作ったビンロウの実をクリシュナの口に入れている様子を見てください。そして彼がターラカーの作った花輪でクリシュナを飾っている様子を見てください。親愛なる友人よ、知っていましたか?これらの最も親密な友人たちが全員、いつもこのようにクリシュナへの奉仕に従事しているのです」
多くの親密なプリヤ・ナルマーの中でも、スバラとウッジヴァラは最も重要な友人であるとみなされます。
「親愛なるクリシャーンギー(繊細な人)、スバラがあなたのことづけをクリシュナにささやいている様子を見てください。彼がシャーマー・ダーシーの秘密の手紙を静かにクリシュナの手に渡している様子を見てください。彼がパーリカーが作ったビンロウの実をクリシュナの口に入れている様子を見てください。そして彼がターラカーの作った花輪でクリシュナを飾っている様子を見てください。親愛なる友人よ、知っていましたか?これらの最も親密な友人たちが全員、いつもこのようにクリシュナへの奉仕に従事しているのです」
多くの親密なプリヤ・ナルマーの中でも、スバラとウッジヴァラは最も重要な友人であるとみなされます。
スバラの外見は以下のように説明されます。彼の外見はちょうど溶けた金のようです。彼はクリシュナにとって非常に愛しく大切な友人です。彼はいつも首に花輪を掛けていて、黄色の服を着ています。彼の目はちょうど蓮の花びらのようです。彼はとても知性があり、彼の話や教訓的な教えはその他全ての友人にとって最高の喜びでした。クリシュナの友人、スバラに全ての尊敬を捧げましょう。
クリシュナとスバラの間がいかに親密であるかは、彼らの会話が非常に内密なものであったため、誰ひとりとして何を言っているのか理解できなかったという事実からわかります。
もうひとりの親密な友人ウッジヴァラについては、このように説明されています。ウッジヴァラはいつもオレンジ色の花輪を身に着けており、彼の目はいつもとてもせわしなく動いています。彼はあらゆる種類の花で体を飾るのが好きで、体の色合いはほとんどクリシュナと同じです。また、彼はいつも真珠のネックレスをかけていました。彼は常にクリシュナの愛しい大切な友人です。クリシュナの最も親密な友人ウッジヴァラを崇拝しましょう!
ウッジヴァラの親密な奉仕について、ラーダーラーニーが、友人のひとりにこのように話しています。
「親愛なる友よ、私には矜持を保つことは不可能です!私はクリシュナとこれ以上話すことを避けたかったのに、見てご覧なさい、クリシュナの友人ウッジヴァラが誘いに来るのです。彼にこんなに強く嘆願されては、たとえ私がとても内気で、家族への義務に専念し、夫に忠実であったとしても、ひとりのゴーピーとしてクリシュナへの愛に抗うこととても難しいことです」
「親愛なる友よ、私には矜持を保つことは不可能です!私はクリシュナとこれ以上話すことを避けたかったのに、見てご覧なさい、クリシュナの友人ウッジヴァラが誘いに来るのです。彼にこんなに強く嘆願されては、たとえ私がとても内気で、家族への義務に専念し、夫に忠実であったとしても、ひとりのゴーピーとしてクリシュナへの愛に抗うこととても難しいことです」
以下の言葉から、ウッジヴァラの歓喜に満ちた性質がわかります。
「親愛なるクリシュナ、アガースラを殺した者よ。あなたの愛情は広く行き渡っているので、限界のない大きな海に喩えられます。同時に、完璧な恋人を探している世の若い少女たちはこの海に流れ込む川のようです。このように川に喩えられる若い少女は、いろいろな状況下で、どこかほかの道に逸れようとしても、最後にはみんな、必ずあなたの元に来ることになるのです」
「親愛なるクリシュナ、アガースラを殺した者よ。あなたの愛情は広く行き渡っているので、限界のない大きな海に喩えられます。同時に、完璧な恋人を探している世の若い少女たちはこの海に流れ込む川のようです。このように川に喩えられる若い少女は、いろいろな状況下で、どこかほかの道に逸れようとしても、最後にはみんな、必ずあなたの元に来ることになるのです」
さまざまな種類のクリシュナの友人がいますが、その中にはさまざまな経典で知られている者もあり、民衆の伝承でよく知られている者もいます。クリシュナの友人は3つに分類できます。永久的にクリシュナと友人関係にある者、半神に高められた者たち、そして完璧な献身者です。これらの中には、生まれながらにクリシュナへの奉仕に定まっている者があり、ある者は常にクリシュナの相談役となっています。とても冗談好きで、冗談を言って自然とクリシュナを笑わせる者もいます。ある者は生来とても単純で、彼らはその単純さで主クリシュナを喜ばせます。ある者は彼らの行動で驚くべき状況を作り出し、外見上はクリシュナに対抗するのです。またある者はとても話し好きで、常にクリシュナと議論し、討論し合う雰囲気を作り出します。ある者はとても穏やかで、甘い言葉でクリシュナに喜びを与えます。これらの友人は全て、クリシュナととても親密で、彼らはそれぞれの活動でお得意の技術を見せるのです。彼らの目的は常にクリシュナを喜ばせることです。