シュリーマド・バーガヴァタム 2.9.22

manīṣitānubhāvo ’yaṁ
mama lokāvalokanam
yad upaśrutya rahasi
cakartha paramaṁ tapaḥ

訳語

翻訳

最高の完成を遂げた才知とは、私の住処を実際に知覚することであり、それが可能となったのは、お前が私の指示に従い、従順な態度で厳格な苦行を行ったからである。

解説

 人生における完成の最高段階は、主の恩恵によって、主を実際に知覚し、悟ることです。これは真正なアーチャーリヤ、すなわち精神指導者たちに認められ、彼らの権威である啓示経典に述べられている通り、主への献身奉仕を実行したいと望む人なら誰でも達成することができます。例えば『バガヴァッド・ギーター』はシャンカラ、ラーマーヌジャ、マドヴァ、チャイタニヤ、ヴィシュヴァナータ、バラデーヴァ、シッダーンタ・サラスヴァティやその他多くの偉大なアーチャーリャ全てに認められたヴェーダ文献です。その『バガヴァッド・ギーター』のなかで、人格神クリシュナは、人々に常に主のことを思い、常に主の献身者であり、常に主のみを崇拝し、そして常に主の前で平伏すよう指示なさっています。そうすれば、その人は間違いなく、必ずふるさとへ、神の元へと戻ることができます。他の箇所でも、その他全ての責務を捨て、ためらうことなく主に完全に身を委ねなさいと、同じように指示されています。そして、そのような献身者に、主はあらゆる保護をお与えになります。これらが、最も高い完成の段階を達成するための秘訣です。主ブラフマーは、優越感を全く持つことなく、これらの原則に忠実に従いました。だからこそ、主の住処と、ご自身の品々を備えた主ご自身を体験するという、最も高い完成の段階を達成したのです。主のお体の光輝という非人格的な悟りや、パラマートマーの悟りの段階も、完成の最高段階ではありません。ここでのマニーシタという言葉は重要です。誰もが、それが事実であれ否であれ、自分の学識に偽の誇りを持っています。しかし、学識の最も高い完成段階は、主とどんな幻想も存在しない主の住処を悟ることであると、主はおっしゃっているのです。