シュリーマド・バーガヴァタム 2.9.20
節
śrī-bhagavān uvāca
tvayāhaṁ toṣitaḥ samyag
veda-garbha sisṛkṣayā
ciraṁ bhṛtena tapasā
dustoṣaḥ kūṭa-yoginām
tvayāhaṁ toṣitaḥ samyag
veda-garbha sisṛkṣayā
ciraṁ bhṛtena tapasā
dustoṣaḥ kūṭa-yoginām
訳語
śrī-bhagavān uvāca — 全てにおいて美しい人格神はおっしゃった; tvayā — あなたによって; aham — 私は; toṣitaḥ —喜んだ; samyak — 完全; veda-garbha — ヴェーダを身につけた; sisṛkṣayā — 創造するため; ciram — 長い間; bhṛtena — 積み重なった; tapasā — 苦行によって; dustoṣaḥ — 満足させるのがとても困難; kūṭa-yoginām — 偽の神秘家のため.
翻訳
美しい人格神は主ブラフマーに言った:「ヴェーダを習得したブラフマーよ、創造したいという望みから、お前が長い間積み重ねた苦行に私はとても満足している。私が、偽の神秘主義者に満足することはほとんどない。
解説
苦行には2種類あります。一つは感覚満足のため、もう一つは自己の悟りのために行われるものです。自己満足のために、厳格な苦行を行う偽の神秘主義者が数多く存在しますが、主の感覚の満足のために、厳格な苦行を行う者もいます。例えば、核兵器を開発するために行われる苦行が、主を満足させることはありません。なぜなら、そのような苦行は満足を与えることができないものだからです。自然の法則によって、誰もが死に直面しなくてはならないのです。しかし、もし誰かの苦行によって死の過程が早められるならば、それによって主が満足することはありません。主は、全ての自分の大切な一部分が皆、ふるさと、神の元に戻ることで、永遠の人生と至福を手に入れることを望んでいらっしゃいます。そして、全物質創造はその目的のために存在します。ブラフマーはその目的のため、すなわち主が満足なさるよう、創造の過程を管理するために、厳格な苦行を行いました。そのため主は彼にとても満足なさり、その結果、ブラフマーにヴェーダの知識を授けたのです。ヴェーダ知識の究極の目的は主を知ることであり、そのほかの目的のために知識を誤用することではありません。真の目的のためにヴェーダ知識を用いない者は、クータ・ヨーギー、すなわち隠された動機で自分の人生を台無しにする、偽の超越主義者と呼ばれています。