シュリーマド・バーガヴァタム 1.13.46

kāla-karma-guṇādhīno
deho ’yaṁ pāñca-bhautikaḥ
katham anyāṁs tu gopāyet
sarpa-grasto yathā param

訳語

翻訳

5つの要素でできているこの粗雑な体は、永遠なる時(カーラ)、活動(カルマ)、物質自然界の様式(グナ)によってすでに支配されている。ならば、すでに蛇の牙に噛まれている者たち同士が、互いに守れると思うか。

解説

自由を求めて行われている世界の解放運動は、政治、経済、社会、文化など、どれをとっても、誰にも何の恩恵ももたらしません。なぜなら彼らはすでに優位の力に支配されているからです。束縛された生命体は、永遠の時、そして自然界のさまざまな様式下にある活動として象徴される物質自然界に何から何まで支配されています。自然界には徳、激情、無知という3つの様式があります。徳の様式にいなければ物事をありのままに見ることはできません。激情と無知にいる限り、物事を正しく見ることはできません。ですから、激情と無知にいる人は、自分の活動を正しい方向に導くことは不可能です。徳の質にいる者だけが、ある程度助けることができます。大半の人は激情と無知の中にあり、そのためそのような人たちが立てる事業や計画が誰かの役に立つことはほとんどありません。自然界の様式を超えて、カーラと呼ばれる永遠なる時が存在します。物質界にあるもの全ての形を変えてしまうため、カーラと呼ばれます。しばらくの間有益なことはできても、やがて時の力で、どれほど素晴らしいプロジェクトでも挫折します。唯一できることは、カーラ・サルパ、つまり噛まれると致命的であるコブラに比較される時間の影響を取り除くことです。コブラに噛まれたら、誰も助かりません。コブラのようなカーラ、またはその統合である自然の様式の束縛から解放される最善の治療法は、『バガヴァッド・ギーター』(14-26)が勧めているバクティ・ヨーガです。博愛主義において最も完璧なプロジェクトは、世界の全ての人々にバクティ・ヨーガの布教活動に参加してもらうことです。なぜなら、その方法だけがマーヤーから、あるいはこの節で述べられているカーラ、カルマ、グナとして象徴される物質自然界から私たちを救うことができるからです。『バガヴァッド・ギーター』(14-26)がこの事実を確証しています。