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(二十二)

22. 雨期がすっかり終わるとヴリンダーヴアンの森の木々は、たわわに熟れたナツメヤシや木毎の実で満たされた。主クリシユナと兄シュリー・バラデーヴァは、近所の牛飼いの去年たちや牛とともに森を訪れ、永遠なる友と超越的な喜びのときを過ごした。

主シュリー・クリシュナ、人格を持つ神々の中の最高の神は、側近者を伴って四十三億二千万年に一度現れます。ただ物質界の条件づけられた魂を、引きつけるためだけに、主は御自身の卓越した身の回りのものを見せてくれます。物質界は精神界が映し出した影にすぎないのですが、ここに閉じ込められた生物は、物質的執着にゆがめられた形の中で、精神的幸福を探そうとします。知識不足の経験主義哲学者たちは、精神界の様子を非人格的なものとして考えます。しかし精神的な生物は、非人格的な解放にあまり魅力を感じないため、次第に物質の形に引かれるようになり、しまいにはそのような解放に全く失望してしまうのです。

ですから絶対的な、人格を持つ神々の中の最高の神は、尽きることなく、いわれのない慈悲によってクリシュナローカ精神王国から降りて来て、精神界の肉迩首きぎの複写であるヴリンダーヴアンで、主の親密な喜びの活動を披露します。ヴリンダーヴアンは宇宙全体で最も神聖な場所なので、神の王国に入る精神的な解脱を達成しようと求めている人々は、ヴリンダーヴアンに家を建て、主シュリー・チャイタンニ・ゴースワーミ・シュリー・チャイタンニャ・マハープラブから教えを授かった六人のゴースワミーたちの真剣な弟子となります。六人のゴースワミーたちとは、 Śrīla Rūpa Gosvāmī(シュリールーパゴースワミ)を長に、彼に従う、Śrīla Sanātana(シュリラサナータナ)、 Śrīla Bhaṭṭa Raghunātha(シュリララグナータ)、Śrīla Jīva(シュリージーヴァ)、 Śrīla Gopāla Bhaṭṭa(シュリーゴパーラバッタ)、 and Śrīla Raghunātha dāsa Gosvāmī(シュリーラグナータダーサゴースワミ)のことです。彼らはいずれもVṛndāvana-dhāma(聖地)の神秘についての、研究と聖跡の発掘に、熱心に取り組んでいました。

人格を持つ神々の中の最高の神、主シュリー・クリシュナは、約五千年前ヴリンダーヴアンに出現されましたが、時が経つにつれ、主の聖遺物は見えなくなってしまいました。しかし主シュリー・チャイタンニャ・マハープラブ(偉大な献愛者の姿で現れた主御自身)は、西ベンガル地方の Navadvīpa(ナワドゥヴイーブ)に出現され、主シュリー・クリシュナの超越的な喜びの活動がなされた聖地を発見しました。主は前記した六人のゴースワーミーたちに、ヴリンダーヴアンの信仰について、権威ある文献を書き下ろすように指導しました。そして最高主を知ろうとしている真剣な生徒は、この価値ある文献と、権威ある学者の指導を受け入れることで、ヴリンダーヴアンの主、シュリー・クリシュナこと、人格を持つ神々の中の最高の神について知ることができるのです。